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カローレがあるのは私の生まれ育った山あいの地、旧山田村。
私が育った家では中学の途中まで薪でお風呂を沸かしていました。
薪の割り方、作り方は父親に、薪風呂の沸かし方は祖母に教えてもらいました。
火を扱うという、一人前の男として仕事を任されたような誇らしさと、炎のゆらめきそのものに魅入られて、学校から帰ると毎日のように火を起こし、お風呂を沸かしていました。
今も温もりを持った思い出として心に刻まれています。
そして私も便利な暮らしが当たり前の生活を送るようになっていましたが、家族を持ち自宅に薪ストーブを導入したことで、幼少時代から深く刻み込まれた『火を使う』というDNAが目を覚まし、すぐに薪ストーブのトリコになりました。
ちょっと面倒で手間がかかり、けっして便利とは言えない薪ストーブ・・・
上手に火を扱えば、暖を取り、料理もでき、明かりも取れるということを、現代人の私たちに教えてくれます。
そして親戚付き合いや近所付き合い、家族に至っても繋がりが希薄になってきているように感じる時代。
だからこそ、薪作りや薪運びを家族で協力して取り組んだり、薪ストーブを囲んでの家族団欒など、薪ストーブの暖かさの温もりだけではなく、家族の繋がりが自然と増えて笑顔が増える。
そんな『ぬくもり』のある時間を皆様にも過ごしてほしいと思いカローレを開業いたしました。
松島紀夫